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March 14, 2015

発表! 2014マンガベスト5+1

① 火事場のバカIQ(榎本俊二)
② 子供はわかってあげない(田島列島)
③ あれよ星屑(山田参助)
④ ドミトリーともきんす(高野文子)
⑤ 逢沢りく(ほしのよりこ)
次 現代思想の遭難者たち(いしいひさいち)

① 榎本俊二が、小学館で、しかも「IKKI」で
  おっぱじめた! かねてここの編集長には
  嫌われていると公言していたのが、編集長
  が変わったのか気が変わったのか。とにかく
  内容はヤバイ。このところエッセイマンガを
  見ている側としては、二人の子供の父親とし
  て、よく発表できるな、というものばかりだ。
  しかも面白い。規制も(ページ数さえ!)少ない
  ようだし、このままイッてほしいもんである。

② 相当評判になったマンガ。「久々に胸のきゅん
  とする・・」的な評価が目立つが、本作はSFだ。
  そのセンス・オブ・ワンダーに我々はきゅんと
  しておるのだ。

③ 数年前西原理恵子の漫画で紹介されていた
  山田参助。当時は超絶技巧のホモ絵を描くヒト
  という売りだったが、ついに本作で一般マンガ
  に進出した。しかも主人公はノンケ、というか女
  好き。絵柄もマンガとして成立する、「クレバー
  な」上手さにもっていってる。たのしみです。

④ 寡作なこの人が作品を発表すると、満を持して
  御大登場という雰囲気で、作品への批判など
  許されないような感じになる。でも実際面白い
  もんね。

⑤ この人は相変わらず下手。枠線もまっすぐに
  引かない絵に一部から批判もあるようだが、
  読む者のエモーショナルな部分を引っ張り
  上げる力は相当なものだ。

次 2014年発表作ではないのですが、ワタシ、
  縁あって読む機会に恵まれました。いしい
  ひさいち氏には、バイトくん時代からちょっと
  生理的に受け付けられないものがあったん
  ですが、朝日朝刊の山田くん→ののちゃん、
  とりわけファド歌手を夢見るROCAちゃんには、
  紫雲丸事故関連も絡めて魅かれていました。
  そんな時に手に入れた、難解な哲学を四コマ
  マンガのオチもありつつ紹介していくという本作
  にはとりわけ感じ入りました。

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