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October 19, 2013

米をみる

 通勤の途中に小さな田ンぼがあって、その変化の様子を見るのが好きだ。
 それは「自然公園」のなかにつくられており、たぶん自治体が、稲作の体験を小学生にさせるという名目で設けさせたものだ。そんな田でも田は田。春から秋、毎朝の目を愉しませてくれる。もっとも冬の枯れた田を見るのもおちつく。
 けれどこの田ンぼ、ほぼ毎年台風などの強い風雨で大部の稲が倒伏してしまう。『夏子の酒』(尾瀬あきら)を熟読しているせいで、稲(マンガのは酒米だが)のことは解ったつもりになっている。この田ンぼの稲が倒れやすいのは地面がそもそも弱いのでは? 農薬の降りすぎで地中の微生物が減っているのじゃないか。いや待て、耕地面積が狭すぎるのが原因かも。南極のペンギンみたいにギッシリ大きく詰まってれば倒れないだろう・・ 等といろいろ考えてしまうわけだが今年は、夏の間は台風がすくなかった。

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そのおかげで9月の5日段階でも例年になくすっくと伸びる稲が頼もしかった。

ところが、9月10日に降った大雨でいちぶ倒伏があった。

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あらら、と思ったが例年より倒れてる稲の面積は全然少ない(ここら辺、定点観測でなくてすみません)。ところへ、颱風26号だ。

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またいつもと同じかぁ・・。もっと抜本的な改革をしないのかね、お上は。こどもたちが体験してるのは田植えと稲刈りくらいで雑草取りなんかの地道な仕事は「学習のために」オトナがやってんだろうが、が、ゆえに「食べ物をつくっている」という意識がこどもと大人双方で中途半端になってるかわいそうな田なんじゃないか。

とか言ってる間にこのような風景が現出する。

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これが順調な収穫の成果なのか、素人のワタシにはわからない。そもそも倒伏で、実りかかった籾の部分が水に浸かってしまってるんだからダメだと思うんだが、こどもたちが拵えた案山子と併せてみるとなにも言えなくなる。
と、まあこうしてさびしいような、ほっとするような枯田を毎日見る時期がはじまった。

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