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August 28, 2011

地球外生物の捕獲

本日の更新 : 針鼠活字


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この夏に集めたセミの抜け殻である。
 数年前からこのモノ(?)に魅了されてきた。背に刻まれた成虫が抜ける際の穴は本当にわずかなものであり、うがって考えればそれはセミが七年もの間おのれの外郭とした殻をなるべくそのまま地上に残したいと思った、その所産なのではないか。
 元来、昆虫一般はその姿がたいへん複雑かつシステマチックで「男の子魂」を揺さぶって離さないものがある。「仮面ライダー」などに夢中になるのはその影響だ(仮面ライダーの造型はバッタをモチーフにしているといわれる)。
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どうだろうか。お気づきか、眼が透明なのである。「ナウシカ」の王蟲を思わせるではないか(ナウシカは堤中納言物語に出てくる「虫愛ずる姫君」がヒントのひとつになっている)。
 とにかく、男の子(と一部女子)は昆虫のまるでヒトがデザインしたかのような造型や、変態(卵→幼虫→サナギ→成虫)というシステムが大好きなのであり、であるから、その姿をほぼ永遠に手中にできるセミの抜け殻を収集することはあたりまえの行為といえる。
 昆虫は他の動物との、その生態系のあまりの違いに地球外から来た生物なのではないかという説を読んだ記憶がある(たとえば飛来した隕石に卵が付着していたとか)。ますます夢をかきたてるハナシだ。来年の夏もワタシはセミの抜け殻を拾い集めることをやめはしないであろう。

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August 27, 2011

それはひとつの芸でしょう

本日の更新 : 針鼠活字/針鼠銀幕


 『子規、最後の八年』をどっぷりハマッて読んでたせいか、夕食の席で「柿食へば・・」と口をついて出てきた。するとヨメが(それは知ってる)とばかりに得意げに詠ってみせた。

  柿食えば鐘が鳴る鳴る法隆寺

 瞬間噴飯してしまいそうになった。ワタシの頭にとっさに浮かんだイメージ、それはこんなよーなものだ。

  秋の夕暮れ、好物の柿を口にする子規。ひとかじりすると
  法隆寺の鐘がごーんと鳴った。ふと思い立った子規、すぐ
  にまた柿をかじる、するとタイミングを合わせたかのように
  鐘がごーんと鳴る。面白くなってきた子規は柿をどんどん
  かじる。その度に法隆寺の鐘はごーん、ごーんと鳴るの
  だった。

 実に可笑しげな情景だ。爆笑してしまったが、これはこれで俳味となっているかもしれない。

 ずるずると思い出す。ハワイ(オアフ)に行ったときのこと、夜半、ホテル上階のバーで呑もうということになった。しかしドレスコードがあるやも知れぬ。ホテルのガイドには「日本語サービス」があると記されている。ヨメが、あたしが聴いてみるとバーに電話を入れた。そして放った最初の一言。

  Can You Speak English

 むろん電話のむこうはガイジンであるからして、爆笑しながら「Of Course」と返された。もはや「日本語サービス」を期待できないと悟ったヨメは続けてこう言った。

  短パン OK?

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