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December 30, 2008

マラソン部のいま

本日の更新 : 針鼠活字/針鼠銀幕


Img_3362_3 きた。好例の「千葉マリンマラソン」。こればかりはハズすわけにはいかぬ。我がマラソン部「発祥」といっていい伝統のレースだ。
 ところで「東京マラソン」には全員が落選してしまった。さいしょの「千葉マリンマラソン」では5名の参加だったのが、この度の「東京マラソン」には14名も申し込んだのに、である。約7倍の競争率だから順当にいって2名は当選してもいいのだが。
 まあよい。目前のレースにたちむかうだけだ。といいつつ・・ この前の皇居10㎞以来まったく走っていない。そのうえこれから迎える年末年始の宴席で、大いに飲み食いするのは確実・・ はてさてどうなることか。

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December 27, 2008

広島~松山 ひとり旅行_第4日

Img_3298 最終日。本日は「文学の旅」となるであろー。瀬戸内海汽船の売店のおじさんが教えてくれるまで、ワタシは「坂の上の雲ミュージアム」の存在を知らなかった。あの爆笑小説『坂の上の雲』に絡む施設が松山にあるとなれば行かぬ手はない。それに子規、そして漱石にゆかりの地を訪れることになるから、これまでのドタバタした行程とはちがうのである。高尚なんである。
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Img_3271 というわけでしっかり飯を入れる。朝食は旅館が出してくれるのである。それにしてもワタシの食事にかならずビールが添えられているのは、痛風患者としていかがなものか。
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Img_3274 さっそく道後公園内にある「子規記念博物館」にむかう。おお、「寺山修司と天井桟敷ポスター展」だと? こんな企画モノをやっているとは、なんというめぐりあわせ。
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Img_3353 さらにビックリしたのは館内で手に入れたこのフライヤー。寺山作の市街劇が、ワタシが松山を訪れる前日に上演されていたのだ! 昨日感じた、この地のすっとぼけたような、妙な能天気さは、市街劇というとんでもない非日常を経験した後の脱力感からクルものであったのかもしれない。こーなると(失礼ながら)子規どころではなく、一日ちがいでこの体験を逃した悔しさが反作用してこっちの企画展のほうに夢中になり、及川正通氏などの手になるポスターをじっくり見てしまった。
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Img_3285 少し気持をおちつけて伊予鉄で移動、「坂の上の雲ミュージアム」へ。おお、この打放しコンクリートの仕上げは安藤忠雄氏のものではないか。ワタシは今回の旅で、丹下健三、黒川紀章、安藤忠雄という建築界の三人の巨人に触れることとなった。なんたる僥倖か。平静になりかけていた血圧がまた上がる。
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Img_3277 ところで「坂の上の雲ミュージアム」だけど、基本的に「この小説が好きな有名人の寄せた賛辞をかき集めてきれいに並べた」って感じの場所に思われた。写真は、連載時の産経新聞の紙面を全部壁に貼ってある様子で、こんなのは面白かったけど、全体に薄み。やっぱ作家ひとりまるごとの文学館じゃなくて一作品ってのにムリがあるのか。イヤ、ちょっときれい過ぎるんだな。『坂の上の雲』は声をあげて笑える小説だ。そういうザッパクさをもちょっと出してもよかったんじゃないか。それに子規と秋山真之の二人ばかりがフィーチャーされていて、好古がほとんど取り上げられていないのも気になった。この三人の小説ではないか。そういや小説の「爆笑」部分は大部が好古がらみだったな。結論。「坂の上の雲ミュージアム」はもっと秋山好古を前面に出せば面白くなります。
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Img_3284 愚陀佛庵。正岡子規と漱石が2ヶ月くらい同居した家。それだけなんだけど、なにか胸にせまるものがありました。
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Img_3295 伊予鉄道高浜線に乗って衣山駅へ。ここからちょっと歩いたところにある「民芸伊予かすり会館」でお土産を見る。
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Img_3354 バッグとコースターを購入。
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Img_3355 ここらでちょっとお土産紹介。これは道後温泉でもとめた「湯かご」。このなかに風呂で使う道具などを入れて持ち歩く。
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Img_3358 愛媛名物のお菓子「タルト」から造形されたキャラクター。ウィキペディアによると「世界征服を目的とした宇宙人。伊予弁で話す」とのこと。
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Img_3356 気に入ったのでTシャツも買った。くっついてたラベルに「スマンノオ 限定ナンヨ」とある。貴重なる一品なのである。
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 さて、このひとり旅行もそろそろおしまいである。最終日も何ンだかドタバタと過ぎてしまったが、それにしてもなかなかにバラエティにとんだ3泊4日であった。「リフレッシュ休暇」とはいえケータイは持たされており、何も知らない顧客は電話をかけてくる。したがってプライベートな時間であっても心の中は完全に「リフレッシュ」とはいかない。むしろ軽い緊張状態だ。けれどそんな条件下でも、旅がもたらしてくれる非日常は、やはりワタシをリフレッシュしてくれたと、1ヶ月ちかく経過したいま、感じることができる。
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Img_3302 松山空港へむかうリムジンバスの時間がせまるなか、小走り気味に駅近くの「子規堂」へ。
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Img_3297 子規が上京する前に住んでいた家を復元したもの。これは三畳の勉強部屋。実は子規という人には個人的にはあまり興味がない。ワタシが入る前の読書会で『病床六尺』が取り上げられたことがあり、読み通すのがたいへん苦痛だったとも聞いていた。わずかに彼と野球の関係は面白いと思っていた。
 
 今やかの三つのベースに
 人満ちてそゞろに胸の打ち
 騒ぐかな
 
 けれど今回の旅行であらためて確認した彼の「写生」の思想は、ワタシの好む方向のものであり、これを自己で打ち立てた子規はやはり偉いと考えるにいたった。明治の人は早熟だった。正岡子規、享年34。
 それにしても来秋からはじまるNHKのドラマ『坂の上の雲』で子規を香川照之が演じるのはハマりすぎだ。
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Img_3310 というわけでおしまいです。やっぱり怖えェ、ヒコーキ。

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December 23, 2008

広島~松山 ひとり旅行_第3日②

Img_3245 松山市駅経由でまたもちんちん電車(伊予鉄)で道後をめざす。しかし正しくは路面電車か、こいつも「現役」なんだねえ。首都圏じゃ全滅だけどアレは車のラッシュのせいと地下鉄をつくる意味があるからなんだろうな。ちょっと思い出しただけでも函館、高知、長崎と走ってたし、そういや東京にも早稲田と三ノ輪のあいだを行き来してるやつとか、三軒茶屋から出てるのとかあったな。ちょっと下って江ノ電もいる。ま、考えてみりゃムダな税金投入して穴掘って地下鉄通すより安くあがるだろうし、エコだし、でけっこう見直されていいモンなのかも。なんか乗ってるとおだやか~な気分になるしね。

※ 前回のさいごで高浜駅から「JRで」松山市駅にいくといった意味の記述がありましたが、「伊予鉄高浜線」のまちがいでした。スミマセン。
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Img_3249 きました。
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Img_3251 駅近くの「放生園」にある坊ちゃんカラクリ時計。ちょうど正時まえに到着したので動くところが見られた。
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Img_3346_2 宿へ。「道後舘」という先ごろ亡くなられた黒川紀章氏の手になる「デザイナーズ」旅館だ。東横インから一気に出世したもんである。写真を撮るのを忘れたんでこれは雑誌からのコピーだけど実際に泊まりました。ホントです。けど著作権に反してるかな。昭文社さん、いつもいいガイド本、ありがとうございます。あと道後舘さんもとってもいい宿でしたよ。
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Img_3255 さっそく「道後温泉本館」にいく。ここには露天もないし、「神の湯」というほぼ同タイプの風呂がならんでるだけだし(もうちょっとお金だすと「霊の湯」というのに入れる)、しょーじき「温泉」としての魅力はとぼしい。平日のせいかジジィばっかだったし。そのレトロな風情と道後温泉にきたという「体験」を愉しむ場所だ(他に別館として「椿の湯」というのがあるが今回はいかなかった)。
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Dogo_1 それでも湯上りにこの二階席の大広間でくつろぐのは実に気分のいいものであった。
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Img_3258 こういう茶菓子が出る。
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Img_3269 さて、晩飯だ。単身の宿泊のせいか旅館での夕食付のプランは見当たらなかったので、かねてネライをつけてたここ「おいでん家」さんでいただく。
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Img_3261 地ビールというものには失望させられてきたが、こいつはマジで美味かった。
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Img_3263 肴もなかなかによろしい。
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Img_3264 酒がすすむすすむ。
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Img_3265 ますますすすむ。とても一人客とは思われぬ。周囲の喧騒につつまれながら「・・・」という感じで呑んでいるのです。
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Img_3270 ああ、酔うた酔うた。判りにくいけど道後温泉本館を俯瞰で撮ったもの。明日は旅行最後の日かあ。

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December 21, 2008

広島~松山 ひとり旅行_第3日①

Img_3259 さてさて、広島をはなれ「松山篇」のはじまりである。思えば広島には「濃ゆい」ヒトが多かった。紙屋町あたりを歩いていても、若者たちがいわゆるヤンキーな格好をしている率が高くて歩き方なぞもどこか「辺りを睥睨してる」感が強く、怖かった。ま、直前にTVで『仁義なき戦い』の断片を見てしまったというのも多分に影響してると思うが。けれどつけ麺屋さんの一件なんかもふくめて、そんな映画のなかにいるみたいな非日常感が、どこかワタシをうれしい気持にしてくれたのだった。
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Img_3218 さんざんお世話になったちんちん電車で広島港にむかう。
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Img_3223 このフェリーで瀬戸内海をわたる。本日は天気も回復した。
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Img_3225 さらば広島!
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Img_3228 呉を経由してゆく。
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Img_3224 船内の様子。なかなか豪華ですな。
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Img_3233 こんなふうに横になれるスペースもある。この日は平日。スーツ姿の方もいた。
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Img_3229 お昼にうどんをいただく。讃岐うどんではないようだ。
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Img_3237 瀬戸内風景。ワタシが甲板に一人たたずむ様を気の毒がってか、船の売店のオジサンがちかづいてきて松山の観光案内をはじめてくれた。ほとんどノー・プランだったのでたいへん為になりました。ありがとう、おじさん!
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Img_3239 2時間40分の旅を終え、松山観光港に到着。
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Img_3241 こっからJRで松山市駅をめざす。つづきはまた。

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December 02, 2008

広島~松山 ひとり旅行_第2日

Img_3150やっぱ朝から雨。

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Img_3154 本日は宮島にいく。JR山陽本線にのり込み一路宮島口駅へ。そこからフェリーに乗って宮島に渡る。

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Img_3156おッ、アレは!?

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Img_3160 まずは焼き牡蠣をいただきます。鹿が寄ってきたがカキなんか食べて大丈夫なんだろうか(もちろんあげなかったケド)?

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Img_3161 思わぬところにトマソン物件を発見。

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Img_3163_3 おおッ、これが毎年台風シーズンになると床の板が波にめくれあがっちゃったりして、それをみんながボーゼンとながめてる様子がニュースでながれる厳島神社か。恒久対策というものを施さないのだろうか? そこらへんは神道の精神に通じてるのかな。20年毎に建て替える伊勢神宮みたいに。

Img_3168 さてこれはなんでしょう?

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Img_3170_2 と、いうことで休館間際の水族館にやってきました。なんとも哀愁がただよいます。ところで館内にかかっていたミニマルっぽい音楽がとてもよかった。帰ってきてネットを徘徊したんですが判らずじまい。

Img_3169 ペンギンたちもどこかさびしげ。バイバイ。

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Img_3174_2 お昼に「アナゴめし」をいただく。室内が満員とかでひとり「ベランダ」に出されました。雨の冷気がふき込むなか、生ビールとともに完食!

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Img_3178 さて、お次は弥山(みせん)登頂を目指す。途中ロープウェイもあるし、この雨がちょっと心配だけどまあイケルだろ、と軽い気持ちで紅葉谷公園を抜けていく。ところが、それがとんでもない勘違いであり、後に手ひどい目に合うことになる。

Img_3180 ロープウェイ。なんとも幻想的ですなぁ。

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Img_3181_2 ロープウェイ発着場のそばにあった展望台より。瀬戸内の絶景が一望・・できませんな。なにも見えない。まっ白。

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Img_3186_3 とにかく弥山山頂に向かって歩き出す。途中あった案内図の看板に「山頂まで30分」などとしるしてあり、一瞬ひるんだがなにするものゾと気分をきり返る。それにしても雨脚が強くなってきた。思った以上に長い道のりで、そしてけっこうな勾配である。それもこんな(写真)斜面を歩かせるのである。階段は崩れかけ、踏む部分が手前にかしいでいる。おまけに折からの雨で滑りやすい。まことに危険な行路である。

Img_3184 「くぐり岩」。脚がガクガクしてきた。10㎞走とどちらがキツイかと問われれば、ワタシはどっこいであると答えるであろう。

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Img_3185 やっとたどりついた山頂の展望台。やはり・・ なにも見えぬ。

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Img_3196 帰りに見た大鳥居。干潮で、近くまで行くことができた。

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 とにかく疲れたし、かつ霧でなんにも見えなかったけど、前向きにそんな宮島も一興と思うことにいたしましょう。山頂の巨岩や古代文字など、何か禁忌の場所に近づいてる感じもして、身近でない分神道は仏教よりもミステリアスだなと考えながらの道行きだった。

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Img_3205 その晩はつけ麺を食べにいった。時間が早かったせいかワタシのほかに誰もいず、不安に襲われたがそのうち親子四人連れが入ってきた。常連のようだ。小さい女の子がなにかむずがっていると、突然お父さんが「なんや、はっきり言えや! 口も耳もついとんのやろ!!」(えーと、正確な再現ではありません)と怒鳴りだしたのでびっくりした。ますます不安に襲われ、ワタシはそそくさと店をあとにしたのだった。けど「広島」を見られた気がしてすこしうれしかった。

Img_3206_2 昨日のカープのファン感謝デーの様子がニュースでやってた。さて、明日は船で松山に渡る。

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